NEMはコインチェック事件を乗り越え、産業が変化するカタパルト技術を見据えている：ジェフ・マクドナルド
以下は下記記事を和訳したものです
https://nemflash.io/nem-puts-coincheck-behindindustry-changing-catapult-techjeff-mcdonald/
NEMはコインチェック事件を乗り越え、産業が変化するカタパルト技術を見据えている：ジェフ・マクドナルド
ジュリアン・2018年5月29日 更新
発行元：cryptocomesにて、Katya Michaels
CryptoComesはNEMのJeff McDonaldに財団からの退社について、NEMの未来計画、イーサリアムが主たるブロックチェーンとなるべく、なぜビットコインはじきおとそうとするのかについて話した。
Katya Michaels: そのニュースはあなたがNEMの財団を副会長だが去るというものでした ― それは本当でしょうか？何がこの決断を促したのでしょうか、また、あなたの現在の計画は？
Jeff McDonald: 私はNEMで4年間働いています。2014年の2月に働きはじめ、その道はとても素晴らしい道のりでした。私はたくさんのことを行いました ― アポスティーユプロトコル、投票プロトコル、一流のスーパーノードにも手を貸しました。とても成功している気分でしたし、同時に、今すぐ頭を空っぽにして手足を伸ばしたい気分です。
私は2つの企業、LuxtagとKChainに投資しており、もう少しそれに集中したいと思っています。両方共NEMブロックチェーンに設立され、近年とてもうまくやっています。われわれはいくつもの契約をマレーシアの重要な方々からいただきました。韓国のKchainは最近彼らのはじめのトークンを発表しました ― ICOではありません。彼らは韓国で素晴らしい認知度とつながりがあります。
現在それらのプロジェクトは両方共、私を必要としており、それを手助けしたく、そのために少し時間が必要です。副会長の座を去るわけですが、NEMからまるっきりいなくなるわけではありません。NEMについて活発に話し続けます ― ここ、ロサンゼルスのCryptoBlockConで、明日はサンフランシスコで、来週はフィリピン、2018年5月のコンセンサスで。
財団は何もかもうまくいっています。私はNEM 中国とそれを立ち上げたチーム、NEMフィリピン、NEMマレーシアもすべて、本当に誇りに思います。それらはすべて裏方にとてもすばらしいチームがいるのです。
“新しいリーダーが来たら、私達の希望は、さらに新しい国へ広げていくことです。例えばNEMアメリカ、さらにNEMヨーロッパ、NEMロシアも。それらの国々での成長とNEMの大部分となるのを本当に見てみたいです。”
直後のコインチェックハッキング事件
KM: コインチェックについても質問しなければいけません ― 払い戻しの犠牲者についてと、犯人発見について何か進捗はありましたか？NEM財団はなぜ盗まれた資金の追跡をやめたのですか？
JM： 警察が取調べを行っています。私達は、警察に取り調べを続けさせるためにそれを俗事とみなしています。資金が盗まれた口座を追跡する限り、チェーンには警察が犯人を捕まえるためのチェーン分析の形跡がたくさん残されています。
私が知っている範囲では、コインチェックは資金の返還を要求することをすべての人に許可しており、すべての人にではなくとも本当に良いことです。彼らは一方の当事者としての責任を果たし、そうしたことが私にとってすごく幸せなことです。この出来事は、とても悲しい出来事だったと思っています。
“わたしたちは今まさに前進しています ― コインチェックはほとんど私達の過去にあり、今は一大事であるカタパルトを楽しみにしています。”
規制： 日本vs.アメリカ
KM: 日本での規制についてお話いただき、あなたの経験を教えていただけますか？
JM: 日本は本当に、規制のすばらしい例です。彼らはこれまで外に出ることと取り締まりの判断をするのに大変大胆です。それが全体的に仮想通貨企業にとって素晴らしいと思います。他の国はどう考えたら良いかあまりよくわかっていませんが、日本は仮想通貨のコミュニティーに関して大変明白であるため、大きなビジネスを可能にしているのです。
つまり、仮想通貨についてみていると、アップルはなぜ独自のコインを作っていないのでしょうか？なぜGoogleは作っていないのか？近年の韓国で100％近くマーケットに浸透しているカカオが、ブロックチェーンへ進出しようとしていることを言及しました。たくさんの大企業がブロックチェーンに進出したがっていますが、何しろ、ブロックチェーン技術はそれらの大企業が動くほどの規模を扱うのにはまだ不十分です。
たとえブロックチェーンが十分だったとしても、規制問題がはっきりとしていません。
“日本は何が合法で、何が違法であるかとはっきり言えるのが素晴らしく、大きなビジネスが参入する機会が与えられていて実にどやどやとブロックチェーンが参入している。だから何万人もの人が投機よりも他の何らかの形でそれを使っている。”
KM: アメリカはあとどれぐらいでそのような規制の明白性に追いつくと思いますか？
JM: あと2-3年はかかるでしょう。いい知らせなのは、話し合いが生じていてアメリカはまだ”違法だ”と言っていないことです。アメリカはとても慎重で手間取っています。もちろん私は、もっと明白で素早い規制を望むのですが、幸せの真ん中にいる現在のアメリカに大変満足しています。
多くの人々は私がこう言うのをよく思わないでしょうが、SECはいい仕事をしていると思います。彼らは詐欺者、ポンパー、投げ売り屋のあとをいっています。もしあなたが正直な人で、いいプロジェクトを行っていて、最高の行いに従い、投票・データベースセキュリティー・またチケットなどの現実の用途のためのブロックチェーンの何かを作り上げているのであれば、SECは全体的に良いものであるでしょう。
現実的になりましょう。あなたが聞けることは限られていて、政府にアメリカのサイズが異なる業者すべてと素早く一緒に動くことができるかということです。彼らはみんな少し違うことを言っていますが、遅かれ早かれみんな一緒になり明白になります。2-3年後にそうなると思います。
KM: ICOは昨年と比べて、2018年の規制活動の影響を多いに受けると思いますか？
JM: ICOは少なくともまた2-3年はこのままだと思います。アメリカのICOは削減されるかもしれませんが、どこかの国はあるでしょう ― それが日本か、ベラルーシか、ウクライナか、マン島 ― であろうとなかろうと、そこは完全にブロックチェーンとICOを歓迎し明白で明るい規制をもたらすでしょう。そこで、ICOのもう一つの大きな流行が来るでしょう。秘密が漏れて、ドアが開いていて、止めるものは何もない。お金がたくさんありすぎて、簡単すぎるのです。
日本の投資家
KM: 日本の投資家コミュニティーに対する印象はどうですか？
JM: 日本人は実際に技術の哲学にとても興味があるのですばらしいです。他の国を見て、人々が何に焦点を当て、何に焦点を当てないかは大変興味深いです。
“ 日本でNEMが大変広まっている理由の一つは、投資する前に実際に読み物をしたり、勉強し、ビジョンを理解したりすることに時間をとってきたからです。
私達にはとても素晴らしい、保守的な日本人のファンがいます。私達は日本にバーがあり、そこにはアポスティーユプロトコルに因んだ特別な飲み物があるのです！
イーサリアムを押しのける
KM: たくさんの人々がNEMははじめのスマートコントラクトプラットフォームとしてイーサリアムを押しのけると信じています。それについてどうお考えですか？もしあるとすれば障害になるのは何ですか？
JM: 私達の技術は根本的にもっと安定していて、安全にデザインしてあると思います。文字通り毎日、イーサリアムを置き去りにしNEMへと変えようとするプロジェクトがあります。私達はNEMからイーサリアムへの一つのプロジェクトを無くしていますが、それは財政上の理由です。土台にあるデータは、アプリケーションを作成する人達はイーサリアムよりNEMを好むということを表していると考えます。そこで私達は勢いをつけ、拡大する必要があります。
ビットコイン、イーサリアム、NEMの成長パターンが同じ軌道で続いていったら何が起こるかというと、イーサリアムが主要ブロックチェーンとしてビットコインを押しのけるのです。これは今年の後半、おそらく来年には起こるでしょう、しかし実にそれは時間の問題です。
“イーサリアムはビットコインより、基本的にあなたがイメージできるすべての方法において優れています。より速く、使い道が多く、単純により良いのです。NEMはすべての用途には出てきませんが、多くの重要な用途においてイーサリアムより優れています。遅かれ早かれ、人々はこのことに気づくでしょう。”
イーサリアムは常により良いマーケティングをしていました ― マーケティングにより始まり、そこから発展しました。私達は発展とともにスタートし、本物の製品を作り、そこからマーケットに進出しました。そのため私達はまだ比較的知られておりませんが、たくさんのプロジェクトにとって、NEMを唯一の選択肢とするカタパルトを搭載したいくつかの技術が出てきています。
カタパルト
KM: カタパルトは間もなく表に出てきますか？
JM: 来月オープンソースする予定です。私達はたくさんの問題を解決してきました。例えば、プラーベートキーマネジメント、特にブロックチェーンにおいて巨大な問題であるプライベートキー紛失についてです。私達はカタパルトを持ってくるすばらしい契約があります。人々が口座を開設するときはいつでも、それを解決できる保険の仕組みとして契約を開始することができます。
また、ガス問題も解決しました。例えば、CryptoComesがイーサリアムでコインを作りあなたがそれを読者みんなに送るとしましょう。彼らは、「CryptoComes、コインをありがとう」と言い、そしてそれを使おうとしますが、ガスのためのエーテルがありません。そこで、彼らは取引所に登録しなければならず、登録しIDを手に入れ、お金を送り、そこでエーテルをCryptoComesウォレットに変換できるのです。そこで初めて、広告を購入するためCryptoComesを使え、友人に送ることができ、何なりと使えるのです。
NEMでは、私達はCryptoComesがガス手数料の広告主になれるこの新しい取引タイプがあります。これは本当に美しい取引で、なぜなら通常のユーザーがたとえブロックチェーンやエーテルに関して何も知らなくても、ダウンロードしたウォレットにエアードロップしたCryptoComesトークンを手に入れることができ、彼らの友人に送り、共有を開始し、組織を作れるからです。
“カタパルトがあれば、決して取引所に参加しなくても誰かが自分のアプリ、ウォレットを作ることができ、そのトークンを使うユーザーやビジネスを作ることができる。縫い目なしに、摩擦なしに、システムに溶け込みます。”
だから、NEMをちょうど唯一の選択肢としていくカタパルトを搭載している、すばらしい技術がたくさんあるのです。
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以下原文
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NEM Puts Coincheck Behind, Looks Forward to Industry-Changing Catapult Tech: Jeff McDonald
BY JULIAN · PUBLISHED MAY 29, 2018 · UPDATED MAY 29, 2018
NEM Puts Coincheck Behind, Looks Forward to Industry-Changing Catapult Tech: Jeff McDonald
first appeared on cryptocomes, by Katya Michaels
CryptoComes talks to NEM’s Jeff McDonald about his leaving the foundation, the Coincheck aftermath, the NEM’s future plans and why Ethereum will flip Bitcoin as premier Blockchain.
Katya Michaels: The news is that you are leaving NEM foundation as Vice President – is this true? What motivated this decision and what are your plans now?
Jeff McDonald: I’ve been working with NEM for four years. I started in February of 2014 and it’s been a very awesome ride. I’ve done a lot of different things- the Apostille protocol, the voting protocol, I helped champion supernodes. I feel like I’ve been very successful and at the same time, I’m spread very thin right now.
I have two companies that I am invested in, Luxtag and KChain, and I want to focus a little bit more on them now. Both are being built on NEM Blockchain and they have been doing really well lately. We’ve got multiple contracts with really important names in Malaysia. Kchain in South Korea just recently released their first token- not on an ICO. They have great name recognition and connections in South Korea.
Both of these projects really need me right now, I want to help them and I need a little bit of time for that. I’m leaving the Vice Presidency, but I’m not leaving NEM at all. I continue to be very active speaking for NEM – here at CryptoBlockCon LA, in San Francisco tomorrow, next week in Philippines, at Consensus 2018 in May.
Everything’s good with the foundation. I’m really proud of NEM China and the team they built, I’m really proud of NEM Philippines, really proud of NEM Malaysia. All of these have really good teams behind them.
As the new leadership comes in, our hope is that they’re going to scale out more countries. NEM US for instance, build up NEM Europe more, NEM Russia. I really want to see all these regional countries grow and be a big part of NEM.
Coincheck hack aftermath
KM: I have to ask about Coincheck- what is the update on reimbursing victims and finding the perpetrators? Why has NEM foundation stopped tracking the stolen funds?
JM: The police are doing their investigation. We consider that a secular matter, to let the police do what they’re doing. As far as tracking the accounts that had stolen funds, we’ve left a lot of evidence on chain for the police to do a chain analysis and catch the perpetrators.
As far as I know, Coincheck has allowed most everyone, if not everyone, to claim back their funds, which is a really good thing. They’ve held up their end of the bargain, I think and I’m very happy that they did that. I feel that it was a very sad incident.
We’re just moving forward now- Coincheck is mostly in our past and we are looking forward to Catapult now, which is a huge deal.
Regulations: Japan vs. US
KM: Can you talk about regulators in Japan and describe your experience?
JM: Japan is actually a great example of regulation. They have been really bold in going out and making regulatory decisions. I think that overall that is great for the cryptocurrency industry. Other countries don’t really know what to think about it, but because Japan is being so clear with its community, it opens the door for big business.
I mean if you look at cryptocurrency, why hasn’t Apple made its coin? Why hasn’t Google made a coin? Recently in Korea, Kakao, which has near a hundred percent market saturation, mentioned that they’re getting into Blockchain. A lot of really big companies want to get into Blockchain, but for one thing, Blockchain technology is not quite good enough to handle the scalability at the levels that these big companies work.
Even if the Blockchain was good enough, though, the regulatory issues are not clear.
Japan has been awesome to say what is legal, what is not legal, and now the doors are open for big businesses in Japan to come in and really roll up Blockchain so that millions of people can be using it for something other than speculation.
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KM: How soon do you think the US will catch up to that kind of regulatory clarity?
JM: It’ll still take a couple of years. The good news is that the conversation is happening and the US hasn’t just said “It’s illegal!” The US has been very careful and very slow. Of course, I would want more clear and faster regulation, but I’m very satisfied with the happy medium in America right now.
I think that a lot of people won’t like that I say this, but I think the SEC is doing a good job. They’re going after scammers, and pumpers and dumpers. If you’re an honest person and you’re making a good project, following best practices, building something on the blockchain for real use – voting, or database security, or tickets- the SEC is totally fine with you.
Let’s be realistic. There’s only so much you can ask, for a government the size of America to move quickly with all these different agencies. They’re all saying something a little bit different, but sooner or later they’ll all get on board and become clear. I think that will happen in the next two or three years.
KM: Do you think ICOs will be greatly affected by regulatory activity in 2018 as compared to last year?
JM: ICOs are here to stay at least for another couple of years. ICOs in America might get cut back, but there will be a country somewhere – whether it’s Japan or Belarus or Ukraine or Isle of Man- that will fully welcome Blockchain and ICOs and give clear and light regulation. Then, there will be another big boom of ICOs. The cat’s out of the bag, the door is open, there is no stopping. There’s too much money, it’s too easy.
Regulatory Pressures Being Felt in Cryptocurrency Markets
Japanese investors
KM: What are your impressions of the Japanese investor community?
JM: The Japanese are great because they’re actually really interested in the philosophy of the technology. It’s really interesting, seeing the different countries and what people focus or don’t focus on.
One of the reasons why NEM is so big in Japan is because the Japanese have taken the time to actually read, study and understand the vision before they invested.
We have these die-hard Japanese fans that are just amazing. We have our own bar in Japan, with a special drink named after the Apostille protocol!
Dethroning Ethereum
KM: A lot of people believe that NEM can dethrone Ethereum as the premiere smart contracts platform. What do you think about that? What are the obstacles to that happening, if any?
JM: I think that our technology has been fundamentally designed as more stable and secure. Literally every day, there are projects leaving Ethereum and coming to NEM. We’ve lost one project from NEM to Ethereum, and that was for financial reasons. I think that the data on the ground is showing that people who are building applications prefer NEM over Ethereum. Now we need to build on that momentum and scale it out.
If the growth patterns of Bitcoin, Ethereum and NEM continue with the same trajectory, what will happen is Ethereum will flip Bitcoin as the premier Blockchain. That’s going to happen later this year, maybe next year, but it’s really just a matter of time.
Ethereum is better than Bitcoin basically in every way you can imagine. It’s faster, it has more utility, it’s just better. NEM turns out to be not in every way, but in a lot of important ways better than Ethereum. Sooner or later, people that are building will get this.
Ethereum’s always had better marketing – they started off with marketing and then went to development. We started off with development, built a real product and then went to market. So we’re still relatively unknown, but there’s some technology coming out with Catapult that, for a lot of projects, will make NEM the only option.
Catapult
KM: Is Catapult coming out soon?
JM: It will be open source next month. We’ve solved so many problems. For example, private key management, specifically losing your private key, which is a huge issue in Blockchain. We have a great contract coming up with Catapult. Whenever people are setting up an account, they can initiate this contract as an insurance mechanism to solve that.
Also, we have solved the gas problem. Let’s say CryptoComes makes a coin on Ethereum and you send it to all your readers. They say “thanks for the CryptoComes token,” and then they want to spend it, but they don’t have any Ether for gas. Now, they have to sign up on an exchange, register and get an ID, send the money and then transfer Ether to the CryptoComes wallet. Only then, they can use CryptoComes to buy some advertising or send to their friends or whatever.
In NEM, we have this new transaction type which is going to allow CryptoComes to sponsor the gas fees. This is a really beautiful transaction because it allows regular users to get the CryptoComes token airdropped into a downloaded wallet, send it to their friends, start sharing it and creating an economy – even if they don’t know anything about Blockchain or Ether.
With Catapult, somebody can make their own app, their own wallet, and have their users or their business using that token without ever having to join an exchange. It’s seamless, frictionless, integrated into the system.
So there’s a lot of great technology that’s coming with Catapult that’s just going to make NEM the only option.
